自転車カバー

■新しい自転車を買ったので、自転車カバーを買う事にした。
置き場所が吹きっさらしの屋外で、さらに隣が畑のため
雨除けと埃除けと、盗難防止のためである。
僕は、バイク用カバーはいくつか試して
ユニカー工業株式会社の「レインプロテクト」に落ち着き、
以来同じ物を続けて使っているのだが
自身のための自転車カバーを使った事はない。
自転車はあくまで実用品で、乗り出しに手間がかかるのは嫌だったからだ。
自転車が錆びやすい事も認識していなかったし
錆びても気にならなかった、のも事実だけれど。
自分用に使った事はないが、
上の子の子供用自転車のためにはいくつか買った事がある。
ちっちゃな赤い、補助輪付きの自転車は
いつもピカピカのほうが喜ばせられるよな、と思ったからだ。
しかし子供用サイズの自転車カバーにはいいものが皆無だった。
100均から始めて、ホームセンターでも何種類か買ったけれども
どれも生地が弱すぎて、すぐ破けてきてしまう。
紫外線で弱くなる、のかもしれない。
まぁ要するに真面目に作られていないのだ。
最後は破れた箇所を、透明養生テープで裏から補修して使っていた。
何箇所も何箇所も補修して、いつか全ての面が補修されたら
強固なカバーの出来上がりだね、なんて皮肉を言っていたぐらいだ。
そんな子供用自転車のカバーも、補助輪が外れた頃には
子供にもっと頻繁に自転車に乗って欲しいという気持ちから
外されっぱなしにされるようになってきた。
そんなわけで自転車カバーは粗悪なものだという固定観念があって、
だから今回の新しい自転車のためには
バイク用のカバーを流用してやろうかと考えていた。
「レインプロテクト」は大げさだけど、
3千円程度でそこそこマシな、
破けにくい物が買えるだろうと思ったからである。
だが、自転車の納車が突然だったので
カバーを買いにバイク用品店に行く暇がなかった
(ホームセンターではなくバイク用品店で買いたかった)。
仕方がないので近所の100均でカバーを購入。
一週間ほどしのげればいいから、というわけだ。
次の休日に所用で出かけたホームセンター「Jマート」は
自転車コーナーが(ファミリー向けとしては)
まずまず充実しているので、なんとはなしに眺めてみると
自転車用のカバーもかなりの種類が置かれていた。
ピンからキリまである感じで、
安い物は100均のものとたいして変わらないようだったが
高い物はなかなかしっかりしている。
子供用の物とは力の入れ具合がだいぶ違うようで
これは僕の認識が違ったようだった。
3千円弱の高級品もあったが、
それと同じ生地を使いながら付加価値を除いたような物が
\980 であったのでそれを買ってみる事にする。
株式会社 SUMCO の「サイクルカバー EVA DX」1100mm×1950mmだ
(リンクを張ろうと思って「株式会社 SUMCO」を検索したら
とんでもなく立派な会社が出てきてびっくりした。
たぶん同名の会社だろうと思う。というわけでリンクは張れず)。
生地に織りのようなパターンが付けてあって
何とはなしに丈夫そうだ。

というわけで長くなったが実はこの文章は
今度自転車カバーを新調する時のための備忘録である。
話が終わってしまうので最後まで書かなかったが
女房用の「子供乗せ自転車」には
カバー代わりに銀色のドカシー(ビニールシート)をかけていて、
機能面では非常に良好だ。
子供乗せ自転車は車高があるのでそうしているのだが、
見た目が悪いのであまり何台もそうするわけにも……というわけで
新しい自転車にはカバーを調達しようとした次第である。