ボールペンのリフィルアダプターの加工

親戚の子へのプレゼント用に用意した、
WATERMANのボールペンと、リフィルアダプター。
そこまでの説明は省略。

ボールペン本体から
WATERMAN純正リフィルを外して、
リフィルアダプター及びSXR-200-05を装着してみると
芯を出した状態は問題ありませんが
芯を収納した状態では、

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芯がわずかに収まりきらないことになっています。

芯の乾きもさることながら、出ている芯で
衣服を汚してしまうようなことになったら
先方に申し訳ないことになってしまうので
対処することにしました。

※諦めて純正リフィルでプレゼントすれば……
※とも思いましたが、
※WATERMANのリフィルは評判が悪く
※そのまま贈っても
※早晩使われなくなってしまうであろうことから、
※やはり互換アダプターを付けて贈りたいと
※考えました。

純正リフィルとアダプターの形状を比べてみると
アダプターのほうがわずかに長いです。

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1mmもない……0.7mmぐらいでしょうか。

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くびれの位置も違うので、
精密なコピーを目指したわけではなさそう。
※おそらくですが、黒い樹脂の部分は、
※各リフィルアダプター間
※(モンブラン用とかウォーターマン用とか)で
※共通にしているのではないかなぁ。

全体に短くすればいいのですが、
かといって替芯を短くカットする方法は
交換のたびに
先方に面倒な作業を強いることになるので
あまり良い考えではありません。
やはりリフィルアダプターのほうを
加工することにします。

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黒い樹脂は貫通していてストロー状なので
これをいくら加工しても、
全長には影響しません。


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替芯+アルミ部品の長さが
つまり全長となるわけです。

アルミ部品の後端は
回転機構に嵌る形状ですので
加工するわけにはいかず、
ですからペン先側のほうを削ることにしました。

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多少仕上げが荒くても、
黒い樹脂部品に隠れてしまう部分なので
比較的気が楽です。

とはいえなるべく綺麗に加工したいです。
特に、切削面がなるべく
斜めにならないようにしたい。

リューターやサンダー、
グラインダーなどは持っていないので
加工は金属用のヤスリで行います。
万力・バイスも持ち合わせていないので、
アクリルブロックを組み合わせて
治具的なものをでっちあげます。

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ヤスリはアルミ部品との垂直を意識しながら
作業しました。

少しずつ削っては組み立てて様子を見て、
また削る……という作業を何度か繰り返します。

満足いく長さになったら、
切削面の外周のバリを
ヤスリで少し整えて完成です。

 

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加工前よりもだいぶ引っ込んでいます。
これならば問題ないでしょう。

ただ万が一、先方が同じリフィルアダプターを
再度購入するようなことになった場合、
違和感を感じることになるかもしれません。
加工したことは
伝えておいた方がいいのかもしれませんね。