『ぼくのバイクの色は、ブルーです』

■知人のPさんが、ご子息のために自転車を買った。
ご子息のたってのこだわりで色は青にしたという。
出勤前にそのブログを読んで、今日はなんだかその事ばかり考えていた。
僕は実は青い乗り物に引っかかりがある。
乗り物というと飛行機や船も入ってしまうので、
そこら辺を厳密に表現するなら「愛車」と言えばいいだろうか。
自転車。バイク。車。まぁそんなところだ。
といっても、
「俺の方が先に好きやってんぞー」とか言うつもりはない。
僕は、青い乗り物を愛車にするつもりは「今のところ」ない。
今、僕が乗っているバイクはグリーンのスーパースポーツなのだけど、
こいつがツーリング写真の中でまるで絵にならない事から、
「愛車の色」というテーマについて考え始めて数年が経つ。
その中で、一応の結論を見たのが「青い愛車は鉄板」という事なのだ。
青といってもメタリックじゃなくて、
べたっとしたペンキ臭さのある、
例えば初代ユーノスロードスター
例えば日産マーチ(K12型系)。そんな感じ。
何の色かというと「水色」ではなく「空色」という事か。
スピッツの名曲に「青い車」というのがあるが、
海色の車で海は見に行かない。
空色の車で海を見に行くのだ。
…いや、もっと明け透けな、僕が青い愛車から逃れられない要因がある。
「ボビーに首ったけ」だ。説明は要るまい。
『ぼくのバイクの色は、ブルーです』。
もっとも当時から、それはこのバイクの事だと思えるバイクは考え付かなかったが。

もっと遡ると、幼児期に読んでいたディズニー絵本の「青い自動車」に行き当たる。
連れ添う相棒としての「青い」良さがそこに描かれている。
もちろん幼児の時にそれを感じ取ったわけはないのだが。
とまぁそんなわけで「青い愛車」は素敵だ。
と言いたかったわけです。
悲しいかな、僕には似合わないんだけれど。