東京NOW!

■僕の考える「人体に影響のないレベル」というのは
居住を続け、農作物や海産物、畜産物を食べ、
海で泳ぎ、野を走り、星空を見上げ、
そうした生活を送って続いた世代である僕のひ孫ぐらいが
原発事故による放射線の影響をまったく確認できないぐらいの事だ。
東京において、もうそれは無理だろう。
東京は福島よりももちろん被害は少ないが、
時の経過によって被害の地域性も薄められつつも拡散されると考えれば
おそらくもう、東北・関東・北海道はひとまとめにしていい。
そりゃオワてはないけど、きついなぁ。
福島県飯館村の一件で、自分の無力さを痛感した。
そして世界的な機構でさえも人命を第一には考えていない事を痛感した。
僕はもう、原発の事に関しては無機質化したいぐらいだ。
でも、僕には子供がいるから、
そして常日頃、直接的だろうが間接的だろうが
種の存続を行動原理に掲げる僕としては
どんなに無駄であっても届かなくても
一縷の希望のために、声を出した方がいいのだろう。
黙ってしまう事は、子供達に対する裏切りだと思うから。
「こんな時代に産んだら子供がかわいそう」
2ちゃんねるなどではよくそういう意見を見る。
僕は、せめて子供が「生まれてよかった」と思えるように
その未来を守ってやりたかったのに
こんな日本になっちゃって
でもだからやっぱり
黙っちゃいけないのだ。