疑問氷解

■以前住んでいた町の、商店街から少し離れた所にあった「お茶漬け屋」。
どう見てもお茶漬けの店には見えなくて、
スナックみたいなものかなぁと思っていたのだが、
先日読んだ本のエピソードのひとつによってようやく判明した。
要約すると、高度成長時代の終わった頃の日本で、
深夜にアルコールを提供する事を禁じる法律だか条例だかがあって、
しかし軽食のついでにアルコールを出すのはOKというザル法であり、
まず軽食を一品注文させておいて
その後に酒の注文を受ける形式の店が
結構できたらしい。
おにぎり屋なんてのを見掛けた事もあるけれど
そういう店で、お茶漬けやおにぎりだけをとる事って
可能なんだろうか。
一皿いくらぐらいなんだろう。
そういう事を教えてくれる先輩・上司には巡り逢えてなくて、
そうこうするうちに、こうしたくだらない、
でも愛すべき文化も消えていくのだろう。