業種の存続

■疑問点。
写真がデジタルになって、
新規参入は楽になったと思われる。
しかしその一方で、単価のさらなる急激な低下もまた予想される。
ライティングを必要とする複雑な写真は
照明機材を持たない・持てないカメラマン層には手が出せず、
だから単価が下がりにくいとも考えられるが
逆に、開き直りのごとく、「高い、かっちりした写真の不要論」
なんていうのが出てきたりしないだろうか。
今でさえコスト削減によるクォリティとモラルの低下が著しいのに。
業界のトップが、低レベルな物が持つ
「物珍しさ」を隠れみのに、
完成度の低さを新しいだとかかわいいだとか言い出して
「ありじゃんね」と言ってしまったら終わりなんである。
その時、写真で喰う事は不可能になる。
僕はあと二十年、喰っていかないといけない。憂鬱だ。