片手剣の振り方

■この週末の「モンスターハンター」イベントクエストは実に楽しい物だった。
ほぼ作業であるにもかかわらず内容が手ごろで報酬も大きかったからだと思う。
イベント連戦を始めてすぐ、僕の装備は紅凛と絶一門に定着した。
最近、3名以上のPTだと大剣が使いにくくてしょうがない。
もともと片手剣が本職だし、大剣を使いたいわけでもないんだけれど。
世間的には抜刀>なぎ払い>斬り下ろし>なぎ払いは認められている感があるが、
僕が遊んでもらっている面子は比較的大剣が少なくて
4人でクエに出かけても大剣は一人か二人なので
どうしてもことさら他の武器使いに遠慮して、斬り下ろし>斬り下ろしをだらだらやる事になる。
これはあんまり気持ちよくなくて、だから最近は大剣から離れているというわけだ。
その点片手剣ならあまり他のメンバーへの影響を考えずに済む。
とはいえ、レウス・レイアをよってたかってシバキまくる今回のようなクエだと
ついつい一発でも多く当てたくて、滅多やたらに斬りまくるので
僕の片手剣による硬直を浴びた仲間も数多い。ホントに申し訳ない。
もっと申し訳ないのは、レウスレイアの尻尾振り回し攻撃の時に
僕は時計回りに周回したり、足の間をくぐったりするんだけど
その事で、僕を攻撃しないように他のメンバーが気を使ってるんじゃないかという事だ。
尻尾が通り過ぎてよし攻撃という時に、股間から僕が躍り出てきているんではなかろうか。
そんな事を思うもんだから、「そろそろ邪魔になるのはやめたいな、尻尾もそろそろ止まるだろう」
なんて考えて立ち止まってみると、尻尾の追撃を喰らってしまうという羽目になる。
まったくドンくさい。
語源はよくわかんないんだけどモンスターの足元に密着し続ける事を「デンプシー」っていうらしい。
片手の時の僕はまさにそうなのだが
そのかわり斬り上げも突進もニコニコ受け止めているつもり。
実際問題、片手剣というのはチームワークを考えると非常に難しくて
まぁ言ってみれば本来、隙間産業なのだ。
他の武器使いの攻撃の隙間に属性攻撃を叩き込み、
大剣なんかが活躍してる時は笛でも吹いているほうがよかったりする。
武器を出していてもそこそこ移動できるし収納も早いから
モンスター移動に際しての特攻は片手の天下っぽいけれども
実はそこはランスに譲るべきなのだった。
そんなふうにしているうちに、戦いに対して能動的でなくなるのだ。
いてもいなくても一緒なんじゃないかなどと考えたりし始める。非常に不健康だ。
僕が紅蓮を作ったのもそんな事を考え始めた頃だったと思う。

とにかく「モンスターハンター」のPTプレイにおいて、
ゲームをやる理由、爽快感だとかなんだとかと合わせると
こういう作法が正解ってのはとても難しい。
少し我慢して少し我慢してもらう、しかないんじゃないかなぁ。